明治大正埋蔵本読渉記

明治大正期の埋もれた様々な作品を主に国会図書館デジタル・コレクションで読み漁っています。

2022-03-01から1日間の記事一覧

『活人形:探偵小説』 泉鏡花(白水郎)

1893年(明26)春陽堂刊。探偵小説第11集。明治の文豪が書いた探偵小説ということで目を通すことにした。言い尽くされた感想になるだろうが、読書記録なので・・・ この発表当時、鏡花は19歳だった。2年前に尾崎紅葉に弟子入りして後、この年から処女作を…