1956年(昭31)桃源社刊。
1955年(昭30)7月~12月、雑誌「読切俱楽部」連載。
林二九太(はやし・にくた、1896~ ? ) は当初劇作家として活躍したが、戦中から戦後期にかけてはユーモア作家として多くの作品を残した。この作品は江戸、小石川の伝通院裏の八軒長屋に住むデコ松とボケ七という弥次喜多風のコンビに、長屋と近隣の住民たちの生活ぶりを加えて、凸凹の騒動を軽妙に描いている。雑誌連載時の風間完の挿絵にも味わいがある。☆☆
国会図書館デジタル・コレクション所載。個人送信サービス利用。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1355146
https://dl.ndl.go.jp/pid/1723038/1/154
雑誌連載時の挿画は風間完。